ビジネスホンの落雷故障

2021-07-20
新潟の皆様、こんにちは。今週は新潟市内で電話工事を行いました。先日の落雷でドアホンが鳴らなくなったとご相談を頂きました。主装置の外付けのドアホンアダプターが落雷によって故障したことが原因でした。こちらのお客様は昨年も落雷によって同じようにドアホンが故障していました。落雷が通信機器に与える影響としては二通りあります。一つ目は直撃雷です。こちらは建物などに直接雷が落ちることによって大量の電流が電気系統に侵入することです。二つ目は誘導雷です。こちらは電話線などを伝わって大量の電流が電気系統に侵入することです。二つとも過電流が電気系統に侵入することで起きます。しかし、建物に直接雷が落ちる可能性はかなり低いので、実際の原因はほとんど誘導雷となります。

落雷の故障から通信機器を守る方法として、落雷対応機器の導入がお勧めです。これらの機器は電話線やコンセントにバイパスを繋ぎ、過電流を逃がすことで、大量の電流が機器に流れ込まないようにする仕組みになっています。落雷対応機器は購入費と設置費を合わせても二万円前後で導入できます。

上記のような落雷対応機器を導入されていない方は落雷時、コンセントを抜きブレーカーを落とすことをお勧めします。こちらであれば物理的に外から入り込んだ雷が通信機器へ向かわないようにできます。しかし、こちらの方法では落雷が収まるまで業務を止めることになってしまいます。雷が多い時期は業務効率を大幅に下げてしまうことになります。ですので、私は落雷対応機器を導入することをお勧めします。100%ではありませんが、直接雷でなければ通信機器をほぼ守れると思います。

これから雷が多い時期になります。大切な通信機器を守るためにしっかりと対策、事前準備をすることをお勧めします。
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